ローマの天使 アレッサンドロ・モレスキ

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1902年と1904年に録音された曲のうち、合唱曲の解説をアルファベット順に掲載した。

Ave Verum Corpus

Wolfgang Amadeus Mozart作曲
もう一方はSalvatore Meluzzi作曲
(合唱、1902年録音)

「おお、まことのからだよ」の訳題で知られるモーツァルトの有名な小品(K618, 1791)と、サン・ピエトロ大聖堂聖歌隊指揮者を務めたサルヴァトーレ・メルッツィ(1813-1897)の作品は共に同じラテン語のテキストに作曲されている。聖体祭賛歌、聖体賛美歌などと呼ばれる音楽で、聖体の秘跡に対する祈りの言葉だ。
メルッツィはモレスキと同じ時代を生きた音楽家でチェチリアニスト(教会音楽における原理主義者)であった。

Improperia

Tomas Luis de Victoria作曲
(無伴奏の合唱曲、1904年録音)

ビクトリアはルネッサンス後期のスペインの作曲家。
パレストリーナと同様に、現代でも大変高く評価されており、よく演奏されている。

聖週間の聖務日課(Officium Hebdomadae Sanctae)より「とがめの交唱」と呼ばれるインプロペリア。
「インプロペリア」とはラテン語で「叱責」を意味する。
十字架に架けられたイエスが群集に向かって、
「私があなたたちに何をしたというのか、あなたたちを苦しめたことがあっただろうか、答えて欲しい」
と問いかける言葉がテキストになってる。
聖週間の聖金曜日のための音楽。

Tui sunt coeli

Gustav Edward Stehle作曲
(合唱、1902年録音)

モレスキと同時代を生きた作曲家による聖歌。

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